不倫をする人の特徴・自己愛性人格障害

不倫とは、配偶者以外の人と交際し、配偶者や子供を傷つける行為です。
不倫をする人は、家族に対して不誠実なだけでなく、誰でも平気で裏切ることができる薄情で身勝手な人物です。
不倫をする人は、自己愛性人格障害NPD自己愛性パーソナリティ障害)という病気の可能性が高いです。
自己愛性人格障害には、自己中心性、想像力の欠如、承認欲求といった症状があります。
浮気性は治らないと言われているのも、根本原因の自己愛性人格障害が治りにくい精神疾患だからなのです。
男性でも女性でも、不倫をする人は、思いやりや愛情のない欠陥人間といっていいでしょう。

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芸能人の不倫スキャンダルや、職場の同僚の不倫など、家族を平気で裏切る人物は、今も昔も一定数存在します。
不倫は犯罪ではなく、単なる家庭の問題だから、他人が口出しするのはおかしいと主張する人もいます。
しかし、不倫は配偶者や子供を精神的に傷つける、裏切りハラスメントです。
また、社会経験の乏しい若者を狙って、独身だと偽ったり、「妻とは別れるつもりだ」と嘘をついたりするケースも多く、恋愛感情を搾取する詐欺の側面もあります。
学校のイジメや、職場のパワハラが問題視されるように、不倫も問題視されて当然なのです。

なぜ、配偶者や子供を傷つけると分かっていながら、不倫をする人がいるのでしょうか?
不倫をする人は、自己愛性人格障害(NPD)という精神病であると考えられます。
浮気性は、ちょっと魔が差しただけ、誘惑に弱いだけなのではなく、れっきとした病気なのです。
健常な人は、誘惑する人がすり寄って来たとしても、不倫などしないのです。

自己愛性人格障害の代表的な症状は、自己中心性、想像力の欠如、承認欲求があげられます。
自己愛性人格障害は、親に過度に甘やかされたり、子供の頃から周囲にチヤホヤされたりして育つことで発症するワガママ病です。
不倫をした人の言い訳が幼稚なのは、精神疾患によって、内面がワガママな子供のままだからなのです。
結婚相手に不倫をされたくない人は、自己愛性人格障害について理解し、そのような人と結婚しないことが予防策となります。

【目次・不倫する人の特徴】

  • 自己中心性
  • 想像力の欠如
  • 承認欲求
  • まとめ
  • それぞれの特徴について、解説していきたいと思います。

    自己中心性

    不倫をする人には、自分がいい思いをすることしか考えられない、自己中心的な人物です。
    家族を悲しませてはいけない、裏切ってはいけないという感覚がなく、バレなければ問題ないという不誠実な考え方しかできません。
    我が身可愛さしかなく、配偶者や子供に対する愛情を、最初から持っていません。
    不倫に関しても、相手への愛情ではなく、自分の快楽や優越感が目的なのです。
    誘惑に弱く、自制心や倫理観の乏しい、無責任でだらしない大人としか言いようがありません。
    さらに、不倫がバレると、自分が不倫をしたのは配偶者に落ち度があると責任転嫁し、自己正当化するケースも多いです。

    自己愛性人格障害には、自己中心性が高いという症状があります。
    自分の思い通りにならないと癇癪を起こしたり、逆ギレしたりする、幼稚な人間性となります。
    自分は絶対に正しいという思い込みが強く、パワハラやモラハラをすることが多いです。
    自分に甘く、人に厳しい、他責の傾向が強く、何の落ち度もない人が、不条理に攻撃されてしまいます。
    人を振り回したり、迷惑を掛けたりしても、おかしな言い訳をして開き直り、反省することがありません。
    自己愛性人格障害者は、自分だけが可愛く、他者に対する愛情を持ちません。
    そのため、自己愛性人格障害者は、不倫の誘惑に弱いのです。

    関連記事:「自己中心性とは?自己愛性人格障害の特徴」

    想像力の欠如

    不倫をする人は、人の気持ちを想像できない、短絡的で冷淡な人物です。
    不倫をしたら、配偶者や子供が傷つくという、当たり前の想像ができないのです。
    不倫が悪いことだということ自体が分からないため、表面的な謝罪をすることはあっても、心から反省することはありません。
    不倫をしている自分が、周囲から冷ややかに見られていることも、自覚することができません。
    不倫に罪悪感を持たないから、何度も繰り返してしまうのです。
    不倫をする人は、恋愛体質で情熱的なイメージを持つ人もいるかもしれません。
    しかし、実際は、思いやりや愛情が欠落している冷たい人間であり、本当に人を愛することはありません。
    仕事でもプライベートでも損得勘定で動き、配偶者より不倫相手にメリットを感じると、離婚して乗り換えることもあります。

    自己愛性人格障害には、想像力が欠如するという症状があります。
    日頃から、人の気持ちを想像して配慮することができない、デリカシーのない人間であり、無自覚でイジメやモラハラをするケースも多いです。
    また、情緒が乏しいため、自分が得することしか考えられない、自分が得するためなら何でもする、打算的な人間性となります。
    自己愛性人格障害の頭の中には、計算しかなく、人に対する優しさを持たないのです。
    そのため、自己愛性人格障害者は、不倫をして家族を傷つけても、何も感じないのです。

    関連記事:「共感力の欠如とは?自己愛性人格障害の特徴」

    承認欲求

    不倫をする人は、常に人からチヤホヤされたい、承認欲求が過剰な人物です。
    不倫相手に対する愛情ではなく、自分がチヤホヤされることが目的の、自分大好き人間です。
    恋愛感情によって、交際相手から無条件に優しくされたり、褒められたりすることに依存しているのです。
    不倫をする人の中には、子育てを一生懸命しているとアピールする人もいますが、それも良い親という評価で褒められたい、承認欲求による行動です。
    また、不倫相手に年下や有名人を選ぶのも、「年下や有名人と交際できる自分」で優越感を満たせるからです。

    自己愛性人格障害には、承認欲求が高いという症状があります。
    周囲からの褒めだけを求め、批判や注意はシャットアウトする、脆弱な人間性となります。
    自分より目立っている人に嫌がらせをしたり、必死にマウントを取ろうとする、陰湿さも見られます。
    自分を特別扱いする人だけを良い人だと認識し、自分の思い通りにならない人を敵視することが多いです。
    承認欲求を満たすことができ、楽に稼ぐことができる知名度ビジネスを好み、スポットライトの当たらない地味な仕事はしたがらない傾向があります。
    チヤホヤされていない状態、目立っていない状態、特別扱いされていない状態を我慢することができません。
    そのため、自己愛性人格障害者は、恋愛依存症から不倫の道へ進んでしまうのです。

    関連記事:「承認欲求とは?自己愛性人格障害の特徴」

    まとめ

    不倫をする人と自己愛性人格障害の関係について解説しました。
    不倫をする人は、自己愛性人格障害という精神疾患である可能性が高いです。
    自己愛性人格障害は、自己中心性、想像力の欠如、承認欲求を特徴とする病気のため、浮気性の根本原因となるからです。
    自己愛性人格障害は治らない病気のため、不倫をした人が反省して心を入れ替えてくれると期待しない方がいいでしょう。

    あなたの周りに、不倫をしている人はいませんか?
    不倫をする人は、誰でも平気で裏切り、傷つけることができる、リスクのある人物です。
    自分が不倫トラブルに巻き込まれさえしなければどうでもいいと、カンタンに考えるのはよくありません。
    自己愛性人格障害は、不倫以外にも、パワハラやモラハラ、ストーキングなど、様々なトラブルを起こす可能性が高い病気です。
    不倫をするのは、自己愛性人格障害である大きな証拠なので、被害を受ける前に距離を置かなければいけません。