クリエイターのウンコ理論とは？自己愛性人格障害の特徴

自惚れ屋

自己フィルターの歪みが大きいと、自分のアウトプットを過大評価してしまいます。
自信過剰な自惚れ屋は、自己愛性人格障害の可能性があります。
自分の案が一番良いに決まっているという態度でゴリ押ししたり、他の人の案を全否定したりします。
強気で賞賛を求める一方で、批判や反対意見に弱い脆弱な精神性を持つのです。
自分が評価されないと、見る目がない周囲が悪いという他責の考え方をします。
周囲に認められないのは自分のレベルが低いからだという発想がないため、自己研鑽することがなく、成長する見込みがありません。

盗まれ妄想

自己フィルターの歪みがひどいと、独特な被害妄想を抱くケースがあります。
それは、自分のアイデアが盗まれたと思い込む「盗まれ妄想」です。
自己フィルターが歪んでいると、誰でも思いつくような陳腐なアイデアを、自分だけの特別なアイデアだと盲信してしまいます。
そして、他の人が発表した成果にそれと似た要素があると、盗まれた、パクられたと主張するのです。
「たまたまアイデアが被っただけだよ」と言われても納得せず、盗まれたという妄想に固執します。
妄想の内容は、人のアイデアを盗む組織がある、人のアイデアを盗む技術やシステムがあるといった、滑稽武藤な陰謀論であることが多いです。
客観性の欠如による被害妄想や陰謀論は、自己愛性人格障害によく見られる症状なのです。
被害妄想を募らせた結果、逆恨みした相手に報復行動を取る事件も発生しており、リスクの高い病気です。

モラハラ

自己フィルターの歪みは、自分の考えや価値観が絶対的に正しいという思い込みにもつながります。
自分の考えや価値観を他者に押し付けるモラハラ気質も、自己愛性人格障害の特徴です。
ど素人なのに専門職に対しておかしなクレームをつけるカスハラを行うことも多いです。
人に言うことをきかせようとする上司目線やお客様目線しか持たず、思いやりや多様性への配慮を持たないのです。
他者の気持ちを想像する共感力が欠如しており、暴力や暴言によるパワハラも平気で行います。
自己フィルターの歪んだ人物は、職場や家庭を疲弊させる毒となるのです。

親バカ

自分の子供は特別可愛い、特別出来が良いと思い込む「親バカ」も自己フィルターの歪みによると考えられます。
親なら誰でも、自分の子供を特別だと感じるものでしょう。
生物学的にも、他人の子供と自分の子供を区別し、自分の子供に愛情を注ぎ育てることが必要です。
しかし、「自分の子供は特別」という気持ちが強すぎる親は、自己愛性人格障害を疑った方がいいでしょう。
日本では、親バカを微笑ましいものだと捉える人もいますが、親バカは間違った子育てをすることが多いです。
自分の子供をチヤホヤと褒め、悪いことをしても注意せず、子供のしたいままにさせると、子供の想像力や客観性は育まれません。
このような育て方をすると、その子供もまた自己フィルターの歪んだ大人に成長してしまうのです。

まとめ

自己愛性人格障害の症状である自己フィルターの歪みについて解説しました。
自己フィルターの歪みにより、自己愛性人格障害者は、自信過剰で強気な性格となります。
自惚れ屋やモラハラ気質は、自己愛性人格障害であることが多いのです。
人に対して強気で見下す態度をとり、自分が評価されないと、逆恨みを募らせます。

あなたの周りに、自己フィルターが歪んでいる人はいませんか？
自己フィルターが歪んでいる人は、客観的、常識的に物事を考えることができず、自分のものが優れているという思い込みが強いです。
自己フィルターの歪みは、そう簡単には直りません。
何を言っても無駄なので、適当に距離をとり、できるだけ関わらないようにするのがいいでしょう。